12/10(日) 立川TMC 第391回例会の模様をお届けします。この日は、「共感の技術」ワークショップを開催しました。
共感とは
みなさんは、「共感」と聞いて何を思い浮かべますか?
・相手と同じ気持ちになること
・相手のことをとにかく一生懸命考えること
など思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
このワークショップでは、
共感を「人と人が関わり合い、互いに影響し合うプロセス」のこととして、ワークを通して学んでいきました。
ワーク1 こんなときどう思う?
相手に受け取ってもらていると感じられるかどうかで、安心感が違うことを学びました。
共感のメリット
自分の言葉を受け取ってもらったと感じてもらうことで相手に安心感や新たな気づきを与えます。このことがお互いの良好な関係の構築に結びついてきます
相手の中の行動変容と勇気付けにつなげることができます。ただし、それを選ぶのはあなたではありません!相手です。相手を操るために行うのではありません。あなたはサポート役です。相手のため、相手に寄り添う姿勢で行きましょう。優しい気持ちで。
共感のプロセス
このワークショップの中では、共感のプロセスを次の流れで定義しています。
相手が自分の気持ちを「話す、表現する」
あなたが、
相手のことを「受容」して、
受容した相手の表現を「感じて」、
感じた気持ちを「表現する」
相手があなたが感じた気持ちの表現を「受け取る」
それぞれのプロセスを詳しく見ていきます。
受容とは
あなたの価値判断抜きで相手の言葉をそのまま受け入れること。 相手の意見に賛同することではありません。あなたが相手と同じ意見になることでもありません。
感じる
浮き上がってきた感情をただありのままに放っておく。
「Don’t think. Feel!(考えるな。感じろ!)」
表現する
ここで質問です。
Q. 表現の際に演技を入れてもよいか?
A. YES!いいんです!
素朴な反応だけでは伝わらないことも多いです。相手にしっかり、あなたの気持ちを伝えるためにも演技を使った方がよいこともあります。
相手の気持ちに寄り添い、しっかり受容して相手の言ったことを受け取ったことを伝えましょう!
表現について、実際に大げさなリアクションをとってみる練習をしてみました。
まとめ
共感とは相手と私の心のひびきあいのプロセス
相手と同じ気持ちになる同調とは異なります。
自分のできる範囲は受容する、感じる、表現する。
受容したことを相手に伝え、寄り添っていきましょう。
参考
プロカウンセラーの共感の技術
著:杉原 保史
次回例会のご案内
2024年1月10日開催予定です。ご参加お待ちしております!